2011年前期遠隔授業を開講しました。(2011年4月12日〜7月26日)15回のオムニバス講義である。全学教育・課題科目II(人間と社会)「会社とは何か,起業するとは何かを学ぼう」との連携科目 で九大(CAオフィス、箱崎、伊都、筑紫、大橋地区)と横浜市大にて開講。
授業概要:大学ではあまり会社やビジネスのことは教えないようだ。しかし90%の学生は会社に就職する。この講義はその隙間を埋めるものである。東京とシリコンバレーより多様な講師陣が会社の縦糸-研究、生産、市場開発、販売-とそれを支える横糸-人事、経理・財務、広報、総務など-、そしてそれを統括する経営の役割と考え方について経験を交えて論じて頂く。加えて起業の面白さおよびそれを支えるベンチャーキャピタルの見方まで学ぶ。少なくとも2回の授業はイノベーション・フォーラムと題して、あるテーマについての議論会を行う。
全体の教育目標:会社に入る前に会社の組織や機能、ビジネスモデルの本質を把握するとともに、会社内での自分の位置づけができるようにする。会社に入っても自分の部署のことしか知らないでは成長はない。自分は何が得意かを早く見つけ、それに向けた勉強をすること、そしてそれが最も発揮できる部署を探す、など積極的に動くことの必要性を学ぶ。また会社内で新事業を起こすことの重要さを理解し、新しいことを始める楽しさを学ぶ。