鹿児島大学ホームページにて下記の通り、「今世紀最長の皆既日食のインターネット生中継」が実施されます。
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今世紀最長の皆既日食生中継のお知らせ
鹿児島大学北米教育研究センター
国立大学法人鹿児島大学は鹿児島県十島村と共同で、日本時間7月22日(水)午前9時30分―午後12時30分(米国西海岸時間7月21日(火)午後5時30分―午後8時30分)にトカラ列島で観測される、今世紀最長(6分25秒)の皆既日食の様子をトカラ7島から世界に向けてインターネットで生中継します。 以下のウェブサイトにて米国にお住まいの皆様にも、今世紀最長の皆既日食をご覧頂ければ幸いです。
トカラ皆既日食7島中継プロジェクトのホームページ
http://eclipse.cc.kagoshima-u.ac.jp/
鹿児島県十島村の7つの有人離島(口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島)は2009年7月22日、いずれも長時間の皆既日食が観測できる離島であり、その好条件から全世界から注目されています。一方、この地域では鹿児島大学学術情報基盤センターが総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の支援を受け、コミュニティ・ブロードバンド プロジェクトとして、離島におけるブロードバンドの整備に関する研究を実施しています。
本プロジェクトではこれらブロードバンド級の回線を活用し、7つの有人離島から皆既日食映像を鹿児島大学学術情報基盤センターに中継し、鹿児島大学学術情報基盤センターから国立情報学研究所の学術情報ネットワーク(SINET3)を経由して全世界に向けてストリーミング配信を行います。放送局や天文現象の中継を行う団体等による複数の類似の取り組みが計画されていますが、同時に7カ所からの生中継を行う本プロジェクトは、中継拠点数としては最多となります。
本プロジェクトでは、各島における中継機材の操作を小中学校の教員が行うほか、小中学校生徒による各島を紹介する映像を事前に配信することも計画しています。子どもたちをはじめとした住民が中心となって各島からの情報発信を行う本プロジェクトは、外部の専門家が皆既日食映像を中継するだけの他の試みとは一線を画します。また、配信映像は非営利であれば許諾の必要なく自由に使用できるものとして広く公開することにしております。
放送局や専門技術者による中継ほどの品質は確保できないものと思いますし、トラブルもあるかもしれませんが、子どもたちと地元住民による手作りの皆既日食映像を全世界の皆さんにお楽しみいただけるものと考えています。
プロジェクトメンバー
鹿児島大学 学術情報基盤センター(升屋正人, 相羽俊生)
十島村、十島村教育委員会、十島村立口之島小中学校、十島村立中之島小中学校
十島村立平島小中学校、十島村立平島小中学校諏訪之瀬島分校、十島村立悪石島小中学校
十島村立宝島小中学校小宝島分校、十島村立宝島小中学校
協力
富士通株式会社、西日本電信電話株式会社鹿児島支店、パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社、
Special Thanks
各島の住民のみなさん 、総務省、総務省 九州総合通信局
問い合わせ先
鹿児島大学 学術情報基盤センター 升屋 正人(ますや まさと)
TEL: 099-285-7471, FAX: 099-285-7478